全国大会には北海道から沖縄まで、たくさんの小学校・中学校の子供たちが参加しています。
この元気な子供たちを育てた地域、市町をピックアップしてご紹介いたします。
第11回大会出場
学校名:国立岡山大学教育学部附属小学校
チーム名:RED S TARS
チーム名:Shiny Yellow
岡山市は、岡山県の中南部に位置する人口約72万人の政令指定都市で、マスカットや白桃など高級フルーツの産地として全国的に知られています。古代に吉備と呼ばれた岡山では、吉備津彦命(きびつひこのみこと)による温羅(うら)と呼ばれた鬼を退治した伝説が語り継がれ、昔話「桃太郎」の原型になったとされています。岡山市西部には、この伝説を伝える文化遺産が数多く残されており、吉備津彦命を祀る吉備津彦神社や吉備津神社、古代吉備の勢力を伝える造山古墳など、28の構成文化財が織り成すストーリーが平成30年5月に日本遺産として認定されました。
市内中心部には、岡山城や日本三名園の一つとも言われる岡山後楽園があり、豊かな自然と文化が調和した都市空間を形成しています。岡山城は、戦国時代の大名・宇喜多秀家によって1597年に築城され、黒塗りの外観から「烏城(うじょう)」と呼ばれており、全国的にも珍しい不等辺五角形の天守台をしています。令和の大改修を終え、2022年11月3日にリニューアルオープンしました。
第11回大会出場
学校名:福山市立松永中学校
チーム名:喜びのウダーズ
チーム名:ヒゲの小さなレストラン
学校名:福山市立大谷台小学校
チーム名:!OTD DANCE!
広島県福山市は瀬戸内海のほぼ中央、広島県の東南部に位置する人口約46万人の拠点都市です。四季折々の美しさを見せる自然や温暖な気候により、100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」として知られています。ばらのまちづくりは住民が戦災の復興を願い「荒廃した街に潤いを」と約1,000本のばらの苗を植えたことから始まりました。市内の至る所にばら花壇が作られ、毎年5月には福山市最大のイベント「福山ばら祭」が開催されます。世界40か国が加盟する「世界バラ会連合」が開催する世界最大のばらの国際会議「世界バラ会議」の2025年開催に向けて、更なる盛り上がりをみせています。
鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。特にデニム生地の生産量は福山市が全国の8割超のシェアを占めており、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。2023年5月に広島市で開催されたG7広島サミットの記念品として配布されたサミットバッグは、企画、デニム生地の生産から縫製まで福山市内の事業者が行いました。
JR福山駅の新幹線ホームからは市のシンボルである福山城が見えます。福山城は1622年、徳川家康の従兄弟である福山藩初代藩主水野勝成が築城しました。天守は戦災で焼失しましたが、その後市民の寄附により再建。2022年に築城400年を迎え復元された、全国唯一である天守北側鉄板張りの姿は多くの人を魅了しています。福山城博物館では、デジタル技術を活用した展示がなされ、水野勝成の活躍を火縄銃体験や一番槍レースなどで体験できるコンテンツも好評を博しています。
第11回大会出場
学校名:吉野川市立鴨島第一中学校
チーム名:吉野川市立鴨島第一中学校 3年1組
吉野川市は、徳島県北部の中央に位置し、全国有数の清流「四国三郎」吉野川と阿波富士との別名のある高越山などの山々に囲まれた人口約4万人の自然豊かなまちであり、商業地や住宅地もあれば、山村地域、過疎地域もある、日本を凝縮したような、ほど良い田舎暮らしのできるまちです。また、合併前の「麻植郡」の名称は、古代、阿波忌部が麻を植えたことから由来し、新天皇即位後に 初めて行われる新嘗祭である「大嘗祭」には、麻でつくられる麁服(あらたえ)をこの地でこしらえ、皇室 に調進しています。さらに阿波忌部に由来する阿波和紙が伝統産業として受け継がれているなど、歴史と文化の香り高いまちでもあります。
第11回大会出場
学校名:久万高原町立美川中学校
チーム名:TEAM 美川
久万高原町は愛媛県の中央部に位置し、周囲を四国山地の山々に囲まれた、人口約7,100人の高原の町です。「四国の軽井沢」ともよばれ、平均気温は13.4℃と低く、夏季は冷涼、冬季は寒冷で積雪もあります。西日本最高峰の「石鎚山」や石鎚山南麗に位置する延長約8㎞の渓谷「面河渓」など、自然遺産の宝庫です。また、日本三大カルストの一つ「四国カルスト」は三大カルストの中で最も標高が高く、山頂では石灰石や草をはむ牛の姿、さらには360度の大パノラマを楽しむことができ多くの人たちを魅了しています。
第11回大会出場
学校名:四国中央市立小富士小学校
チーム名:小富士小学校3年松組
四国中央市は愛媛県東端部にあり、四国の交通の要衝として、香川・徳島・高知の県庁所在地に1時間で行くことができる便利な場所に位置しています。工業では、「日本一の紙のまち」と言われ、「パルプ・紙・紙加工品製造業」の製造品出荷額等が18年連続で全国1位に輝くなど、昔から紙関連産業都市として発展しています。そのため、地元では紙に関するイベントが多く催され、毎年、夏に開催される書道パフォーマンス甲子園は、映画「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」のモデルになるなど、書道を愛する高校生の憧れの舞台となっています。