本大会を通して、私は子どもたちの「主体性」「団結力」「協働力」に成長を感じました。練習では自分たちのダンス動画を振り返ったり、組ごとに見せ合いをしたりしながら、アドバイスを出し合いました。子どもたちの主体性でダンスは完成度が高まり、全国大会に繋がったことでさらに団結しました。全国大会では、のびのび・こつこつと頑張った「たけのこキッズ」の姿を、たくさんに人に観ていただきました。「2年生でここまで動きが揃うのがすごい!」と審査員からお言葉をいただき、協働して作り上げた作品の「チームワーク」の良さが伝わり、嬉しく思いました。学校教育を通して子どもたちに育ませる「生きる力」に、「自己の表現力」は不可欠なものだと考えています。ダンスという表現活動が「生きる力」に繋がっていると感じています。子どもたち一人一人の輝く個性を、これからも日々の生活の中で自由に、より豊かに表現していってほしいと思います。
第1回大会から第10回大会までの連続10年、全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール全国大会に出場できましたことを大変嬉しく光栄に思って喜んでいた矢先、新型コロナ感染のために登校できない生徒が増え、全員がそろってダンス練習ができなくなりました。ダンスリーダーも全国大会は内容をブラッシュアップしたいと考えていたので苦しい時間でした。歌詞の意味を考え、みんなで振り付けを工夫しました。休んでいる生徒に動きや隊形を変えた所、練習の様子を動画で送り共有しました。佐野市は生徒全員にタブレットを持たせているので、休んでいる生徒にタブレットを持たせました。そのお陰で生徒が学校に戻ってきても練習についていくこともできました。生徒たちは困難にぶつかった時、どうしたらよいか考え乗り越えることができました。動画撮影が終わった時の達成感は最高でした。素晴らしい機会を与えてくださいました大会関係者の皆様ありがとうございました。
振り返ってみると29期生は入学してから、ずっとコロナ禍での学校生活で、行事に関しても中止や縮小が余儀なくされ、学年の女子全員で、何かを作り上げるという経験は今までなかったように思います。そんな中、このコンクールを通じて、全員で1つのダンスを仕上げるという経験ができたことは、29期生のチームワークを高めることに繋がったと思っています。「入賞」を目指して、より練習に励む生徒たちの姿は、とても輝いていました。残念ながら入賞とはなりませんでしたが、生徒たちにはこの経験を、今後の学校生活に活かしてほしいと思っています。また後輩たちには、29期生の挑戦を引き継いでほしいと思っています。このような機会に恵まれたことに感謝しています。ありがとうございました。